野付半島とトドワラ:自然と歴史が織りなす儚い絶景
北海道の東、知床半島と根室半島のちょうど間に広がる野付半島は、オホーツク海に細長く伸びる日本最大の砂嘴(さし)です。その全長は約26km!(今は伸びて30kmになっているという説も)海流が長い年月をかけて運んだ砂が幾重にも堆積し、自然の力が生み出したユニークな地形です。
そんな野付半島の名物スポットが「トドワラ」。ここは、海水の浸食や地盤沈下で枯れたトドマツが立ち並び、その姿が「枯れた荒野」という意味の名前の由来です。真っ白に朽ちた木々はどこか幻想的で、夕方のオレンジ色の空