野付半島ネイチャークラブ観察会レポート:アラハマワンドで秋を満喫
集合から出発まで
集合は野付半島ネイチャーセンターの1階。受付を済ませてから、ネイチャーセンターから通行許可証を発行してもらい、車で行ける最後の番屋まで移動しました。そこからは歩いて約2.0キロ、砂嘴と呼ばれる独特の地形をゆっくりと進んでいきます。
この日は天候もよく、上着を持参しておきましたが結局着ることもなく、涼しい風が快適なウォーキング。途中キタキツネにも見守られながら先端部に近づくにつれ、海風が頬に当たり、周囲の景色がどんどん広がっていきます。同行のメンバーと一緒に、アッケシソウやエゾオグルマといったこの土地特有の植物を観察しながら、約45分の健康ウォークを楽しみました。
最先端、アラハマワンドでの発見
ついに到着したアラハマワンドは、言葉では表せないほどの絶景が広がっていました。まさに野付の最先端、海を超えた先に広がる尾岱沼、知床連山から雌阿寒岳までクッキリと見える。秋の渡りを始めた鳥たちが羽を休めていました。数百羽の水鳥が飛び立つ様子、参加者の中には思わず声をあげる人もいました。
この地域ならではの絶景の中でおやつが配られ、ほっと一息。風の音、波の音、鳥の囀りが心地よく、アッケシソウが色づいている姿は、秋の訪れを感じました。
帰り道は「Nクラブ流」で
帰り道は「Nクラブらしく」軽くゴミを拾いながら戻りました。美しい自然を守ることは、私たち一人ひとりの小さな努力から。参加者全員でゴミを集め終えると、達成感とともに、一段と自然への愛着が深まるのを感じました。
最後に
今回の観察会を通じて、野付半島の自然の豊かさに改めて感動しました。特に、普段なかなか見ることができないアッケシソウやエゾオグルマを目にすることができたことは、とても貴重な経験でした。そして、アラハマワンドの壮大な景観は、心に残る素晴らしい思い出となりました。
次回の観察会では、また新たな発見や感動に出会えることを楽しみにしています。自然の中で過ごすひとときは、心をリフレッシュさせ、何よりも私たちに大切なことを教えてくれる場です。
自然の息吹と触れ合ったひとときを、ぜひ皆さんと共有したいと思います。
別海町地域おこし協力隊 文化財活用担当 大谷
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