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今、地方へ住む理由

皆様、はじめまして。2024年7月に、北海道の東側にある、別海町へやって来ました。
地域おこし協力隊の鈴木と申します。


北海道の違う場所で生まれ、就職を機に東京へ出ていた者です。そして、北海道へ戻って来ました。
このきっかけとなった出来事はいくつかありましたが、今回はご挨拶がてら、その内の一つをお話しさせていただきたいと思います。

思い返せば、私の移住計画初期段階では、北海道へ戻ることだけを絶対条件とし、それ以外のことはほぼ決めていなかったものです。
後に、一番困ったのは仕事のことでした。

第二段階では、移住パンフレットを読んでみたり、オンラインで移住相談をしてみたり、さらっと北海道の情報を集めていました。
ひとまず北海道に住んでいる人の話を聞けば、自分の知らない働き方があるかもしれないと思ったためです。

そんな折でした。北海道内の某自治体(別海町ではありません)にお住まいの方と、移住相談でも面接でも無いラフな形態として、東京で直接お話しをする機会がありました。その方は地方の事実を、笑顔でお話ししてくださいました。

地域を盛り上げたいと思っても、人が居ないこと。
だから、もっと大きい都市に頼る必要があること。
だから、地域の財源に負担がかかってしまうこと。

言われなくてもわかることかもしれません。ただ、私はその時、自分の生まれ育った北海道に在る静かな燻りを、今そこに住んでいる人の言葉から直接感じ取りました。

私は、大変由々しい事態だと認識しました。
そして考え始めました。私に、何かできることはあるだろうか?

その日から、自分にできることを思案していますが、1年かかってもその答えは出ていません。
お恥ずかしい話ですが、私の器がこの課題に着いていけないのだと痛感しています。

だったらまずは、せめて私と同じように、移住のことで困っている人の一助になれないだろうか、と考えました。
こうして、地域おこし協力隊制度と、別海町に出会うことができた次第です。

と、いうことで、当方は「移住・定住促進担当」でございます。
自分が住みはじめてからは、丁度1ヶ月が経ちました。五感で町を捉えると、日々色々なことに気が付きます。住む、暮らす目線で見た素直な感想を、定期的に、正しく発信したいと思っています。これからどうぞ、よろしくお願いいたします!!