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2月の歳時記〜初午(はつうま)とは〜
みなさん、こんにちは!
今回は、2月の歳時記である初午についてご紹介します!
初午とは
旧暦2月の最初の「午 (うま) の日」を指し、日本各地で稲荷神社の祭礼が行われる伝統行事です。稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社 (京都市) の由来に基づき、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全を祈願する日として親しまれています。2025 年の初午は、2月6日 (木)です!
初午の由来
稲荷信仰の始まり 初午は、和銅4年 (711年) 2月の最初の午の日に、伏見稲荷大社の御祭神 (宇迦之御魂神) が稲荷山に降り立ったとされることが起源です。この日を祝う祭礼が、初午として広まりました。
稲荷神社と稲荷信仰 稲荷神社は全国に約30,000社あり、農業や商売の守護神として信仰されています。稲荷神の象徴であるキツネは、稲を守る神の使いとされています。
初午の行事
1.稲荷神社での祭礼 五穀豊穣や商売繁盛を祈願するため、全国の稲荷神社で初午祭が行われます。特に伏見稲荷大社では、大勢の参拝者が訪れ、盛大な祭りが行われます。
2.初午だんごや赤飯 初午の日には、地域によって「初午だんご」や「赤飯」を神前に供える風習があります。これらは豊作や家内安全を祈願するための供物です。
3.稲荷寿司を食べる 油揚げ (キツネの好物とされる) が使われた稲荷寿司を食べるのも初午の風習の一つです。商売繁盛や福を願う意味があります。
別海町にも、有形文化財に認定されている「西別稲荷神社本殿」があります。 1940 (昭和15) 年にこの稲荷社は、昭和地区の中心地である西別原野18線の現在地に再移設されました。1980 (昭和55) 年に新社殿が造営後も、この稲荷社は引き続き本殿として使用され、現在に至るまで祭祀が執り行われています。
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ぜひ、初午を機に、別海町の有形文化財「西別稲荷神社本殿」や日本の伝統文化に触れてみてください!
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文化財活用担当 樋野