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地域文化を紡ぐ秋の特別公開:旧奥行臼駅逓所で日本の伝統に触れる

令和6年11月3日、文化の日
旧奥行臼駅逓所にて「秋の特別公開」が開催され、当日は100名を超える多くの来場者に恵まれ、盛況のうちに終了しました。
貴重な明治・大正時代の着物や道具の展示、【茶道なつめ会】さんによる抹茶のおもてなしを通して、日本の伝統文化を体感する貴重な一日となりました。この記事では、その日の様子や展示の内容について振り返ります。

別海町で活動をされている茶道なつめ会の皆様

伝統文化との出会い
当日、駅逓所には茶の間が再現され、来場者の皆様に抹茶とお菓子が振る舞われました。茶道なつめ会の方々によるお点前も披露され、日本の伝統文化に対する敬意やその美しさを改めて感じる機会となりました。参加されたご家族の中には、この場所でのお茶イベントを心待ちにしていた方もおり、「念願叶って感無量です」と喜びの声が上がっていました。

明治・大正時代の品々と歴史
明治・大正時代実際にこの場所で使用されていた着物や道具は、奥の客間へ展示されました。繊細な染め技術や、昔ながらの生活道具が見せるディテールには、今では見ることのできない美しさがあり、特に若い世代の方々が足を止めて見入っていたのが印象的です。

開拓使別海さけ缶詰の限定販売
特別公開に合わせて本年復刻された「開拓使別海さけ缶詰」の限定販売も行われました。開拓時代の風味を今に伝えるこのさけ缶詰は、販売と同時に話題となり、来場された多くの方が興味深げに缶詰を手に取っていました。特に、昔ながらの製法を復刻したこの缶詰には別海町の歴史と人々の想いが詰まっており、来場者の関心を集めていました。

予定数があっという間に完売!

地域文化への思いを込めて
今回の特別公開を通して、多くの方が別海町の歴史や文化に触れ、そしてそれらを未来に伝える大切さを感じる機会となったようです。主催した別海町教育委員会と、ご協力いただいた茶道なつめ会さん、NPO法人別海町文化財ネットワークの皆様の尽力により、地域の文化遺産が生き生きと甦る一日となりました。

おわりに
文化の日の特別公開にご来場いただき、ありがとうございました。別海町の魅力を改めて体験し、楽しんでいただけたなら幸いです。これからも、地域の歴史と文化を皆様と共に未来へ紡いでいく活動を続けてまいります。

別海町地域おこし協力隊 大谷
オクユキウスクラブ