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ふわふわモフモフ…エゾモモンガの生態!
別海町にお住まいの方でも、実際にエゾモモンガを見たことがある人は少ないかもしれません。
夜になると木から木へ音もなく滑空する彼らは、まさに“空飛ぶ忍者”。今回は、そんなエゾモモンガの知られざる生態を、写真とともにご紹介します。
① エゾモモンガってどんな生き物?
「エゾ」と名前がつく通り、日本では北海道にしかいない固有種です。国外ではフィンランドからシベリア、サハリンなど寒い地域に広く分布、リスの仲間でありながら、前足と後足の間に“飛膜”と呼ばれる皮膚があり、これを広げて滑空するのが最大の特徴です。
木から木へと飛び移る姿はまるで忍者。
実は… エゾモモンガは飛ぶ前に一瞬“助走”をつけることがあります! ちょこん、ぴょん、ヒラリ——この一連の動きがなんとも可愛らしいんです。
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② 別海町でエゾモモンガに会える場所
「見たい!」と思っても、昼間はほとんど姿を見せません。エゾモモンガは夜行性なので、活動時間は夕暮れから明け方にかけて。
出会える可能性が高い場所
・ 大きな木が残るエリア(川沿いなど)
・ ミズナラやカツラの木がある場所(樹洞が寝床)
・静かな森の中(人の気配が少ないほど見つけやすい)
運が良ければ、月明かりの下でふわっと飛ぶ姿を見られるかも!
③ ふわふわで丸い…エゾモモンガの魅力
エゾモモンガの最大の魅力は、その見た目。
・ まんまるな黒目がちの瞳 → 夜でもしっかり見えるように大きな目
・ ふわふわのグレーの毛並み → 冬でも暖かく過ごせるモフモフ仕様
・ 手のひらサイズの小さな体 → 実は体長15cmほど、意外と小さい
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④ 別海町のエゾモモンガは冬が本番!
北海道の森に生息するエゾモモンガは、冬になるともふもふになり、さらに可愛さが増します。
寒さに強い彼らですが、木の穴の中で数匹の仲間とくっつきながら暖をとり、冬を越します。先に巣穴に戻ったエゾモモンガが顔を出し、ルームメイトの帰りを待つ姿がなんとも健気で印象的でした。
ここがポイント!
エゾモモンガは冬の夜に非常に高い周波数で「キーキー」という鳴き声を出します。
別海町の静かな森で耳をすませば…もしかすると聞こえてくるかもしれません。
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⑤ まとめ
エゾモモンガは夜の森の中にひっそりと暮らしていますが、探してみると意外と身近な場所にいるかも?
もし見つけたら、そっと見守るのがルールです。
巣の探し方、注意点は・・・web検索!
別海町地域おこし協力隊 文化財活用担当 大谷